Honki

会社の経営には常に問題が山積みになっています。
積もりすぎて、どれが根源かわからないほど。しかし、問題には必ず因果関係があり、それをたどっていくことでコアとなる原因に辿り着きます。 Honki では、TOC に基づいた思考プロセスでコアとなる問題を発見・解決し続けることで、 会社の売上、利益増を行います。

ある会社でこんな相談がありました。「なぜか新入社員がすぐに辞めてしまう。」
TOC に基づいた調査の結果、分かったことはこれでした。 「トイレが和式しかなかった。」
そんなことで?と思うようなことが、人間の生活にはたくさんあります。毎日見ているとわからないこと、立場が違えば気づけないこと。

Honkiは会社の問題に本気で向き合い、コアの問題を解決し、売上、利益アップにつなげます。

CONTENTS

会社は常にある要素によって制約されている

TOC(theory of constraints「: 制約理論」)とは、「すべてのシステムは、必ず、ある一つの要素にパフォーマンスを制限されてい る」という仮定から出発した包括的な経営改善の哲学です。 ここでいうシステムとは、会社や工場、部門といった組織だけでなく、サプライチェーンやコミュニティといった複数の集まりを指す こともあります。

そして「ある一つの要素」は制約(制約条件)と呼び、これが TOC の名前の由来となっています。
すなわち TOC とは、システムのパフォーマンスを制限しているある一つの要素にフォーカスすることで、最小の変化で最大の効果を あげ、ひいては会社共通の目的である「現在から将来にわたって儲け続ける」というゴールの達成に繋がる経営改善手法です。

私たちはこの TOC を用いて、会社の抱えるあらゆる問題を解決する専門家です。 ありとあらゆる方法で制約を改善し、会社を売上、利益のアップへと導きます。

PDCA ≠ iPSG

私たちのTOCコンサルティングにおいては「iPSG」サイクルを用いてコアとなる問題の改善を繰り返し行います。
「iPSG」とはinspect(監査)→Plan(計画)→Study(学習)→Go(行動)のこと。

企業の業務改善は、一回で終わりではなく成長に合わせてiPSGを回し続け、正しく成長できるように促していく必要があります。
コアとなる問題を改善するうえで重要なのが、計画(Plan)を立てる前に監査(inspect)を行うということ。

現状を把握せずに現状打開のためにあれこれ計画をしても効果はありません。

私たちは、最初の”監査(inspect)”を非常に重要とし、綿密な調査を行います。そして監査に基づいた行動計画を作成し、必要な知識を学び行動することで売上につなげます。

iPSGを行うことで会社は成長します。成長に合わせて監査をし、計画・学習・行動を繰り返し、会社および人員が永続的に成長を続けられる仕組みを構築します。

コンサルティングの流れ

① サービス内容の説明

TOC コンサルティングの営業担当が訪問し、サービス内容の説明、現状のヒアリング

② 契約締結

契約内容、成果報酬の金額にご納得して頂いた上で、 契約の締結

③ 監査 : ボトルネックの問題を特定

ヒアリング、または現状問題ツリー作成を通して、ボトルネックとなる問題を特定

④ 計画 : 解決策の考案

監査によって出てきたボトルネックの問題の解決策を計画

⑤ 学習 : 知識の習得

解決策を実施する上で足りない知識を習得

⑥ 実行 : 計画の実施(2週間毎)

コンサルティングの頻度は、2週間に1回のペース その間に、計画を実施する

⑦ 再監査 : 次のボトルネックの特定

ボトルネックの問題が解決したら、次のボトルネックを特定し、問題解決を繰り返す

TOCコンサルティング主要ツール一例

工場関連

ボトルネックの洗い出し

ヒアリングや現状問題ツリー作成などの手法を用いて本当のボトルネックを発見します。

全社員の意識統一

TOCを行う上で重要となるのが「会社の方向性の統一」です。工場長等にも方向性を伝えることで、会社全体の意識統一を図ります。

グループワークによる知識強化

TOCの考え方に基づいた生産性向上を行う中で不足している知識をお伝えし、思考を根本から変えていきます。

生産管理の徹底

工程を管理する上では生産管理の業務が重要です。足りない知識はお伝えしつつ、TOCに基づいた生産管理の考え方を伝授します。

リードタイムの短縮

各工程のリードタイムを1日単位⇒ 半日単位、半日単位⇒時間単位と短縮していくことで、最短納期での出荷につなげます。

材料投入時期の最適化

「ボトルネックの処理能力=会社の最大の処理能力」となるため、ボトルネックに合わせて材料の投入量を調節します。

工場内を一元管理するクラウドシステム

工場の生産工程には正確なデータ取得が不可欠です。Honkiの TOCコンサルティングでは、工場内を一元管理できるクラウドシステムの導入による生産管理を提案させていただく場合もあります。

組織関連

組織図の作成

経営幹部や管理職から若手、新入社員まで、階層ごとに求められるマネジメントやコミュニケーション能力を養います。
階層別に行うことで、その人に今最も必要な気づきを促します。

評価制度の構築

組織図の階級に合わせて昇給条件を設けます。『昇給するためには何をすればいいのか』が社員にわかりやすくなり、将来的なステップアップの目標が立てられるようになります。

管理会計構築

弊社のパートナーである専門家と共に管理会計を構築します。経営者や社員との対話を通じて、オーダーメイドで作成することで、企業に最適な制度が構築されます。

教育関連

階層別研修

経営幹部や管理職から若手、新入社員まで、階層ごとに求められるマネジメントやコミュニケーション能力を養います。
階層別に行うことで、その人に今最も必要な気づきを促します。

テーマ別研修

計数感覚を養うアカウンティング、フィードバックの習得、ハラスメントや人権といった企業の基礎研修等、会社独自のニーズに合わせた研修を行います。

人材関連

新卒採用

人材の安定的な獲得を実現し、採用した若手社員を育てることによって、組織が活性化されていきます。必要な人材を採用するためのノウハウや安定的に人材を獲得できる仕組みを提供します。

中途採用

会社の成長段階に合わせて、必要なタイミングで、必要な能力を持った人材を採用することで会社の成長スピードは加速します。募集から面接に至るまであらゆるノウハウをお伝えし、人材の獲得をサポートします。

※ 上記は一例であり、実際のコンサルティングではその他にもありとあらゆる方法を用います。

契約フロー 一例

コンサルティング契約までの目安ですが、初回の訪問から契約までスムーズに進みますと2週間~1 ヶ月程度です。
契約締結後、初回のコンサルティング日程を決定、その後は2週間に1度を目処にコンサルティングを行います。
コンサルティングの際には、宿題の進捗状況を確認し、ボトルネックが解消されていましたら、次のボトルネックを見つけ、次の改善に取り組みます。

コンサルティングフィーについて

コンサルティング導入時には、コンサルティング内容、コンサルティングフィーの計算方法に関しましてお客様とご相談の上、ご納得いただいた上で、契約を締結させて頂きます。
契約締結後に関しては、2週間に1 回(月2回)のペースで、コンサルティングを実施のため訪問致します。訪問と訪問の間に、宿題として、解決策の実施や情報収集などをお願いしています。訪問の際には、宿題の進捗状況を確認し、ボトルネックが解消されていましたら、次のボトルネックを調査し、次の改善に取り組みます。

※1 交通費、宿泊費等は別途請求させていただく場合があります。
※2 契約を終了する場合、終了時までの結果に基づき清算をさせて頂きます。

成果報酬の計算方法

成果報酬金額に関しては、「コンサルを通して儲けた利益」に成果報酬のパーセンテージをかけて算出した数値とします。 利益の算出方法として、TOC の会計手法であるスループット会計を活用します。スループットとは、売上から純変動費(売上が増える と、生産数量に直接比例して増加する原材料費や外注費等の費用)を引いた金額のことです。

固定報酬の計算方法

固定報酬金額に関しては、現状の売上規模に応じた初期固定額を設定します。また、3 ヶ月後にそれまでの損益をふまえ固定報酬金額 の見直しを行い、コンサルティング導入から半年後以降は半年毎に報酬額の見直しを行います。

ハイブリッド型の計算方法

導入事例

Q&A

Q
規模が大きくないのですが、活用することは可能ですか?
A

Honkiのコンサルティングでは規模の大きさは問いません。会社が現時点で持っている設備、人員を最大限活用することで、成果を出していきます。10数名規模の会社様で生産性向上コンサルティングを実施させて頂いた事例も多数あります。

Q
コンサルティング契約中に設備導入や人の雇用をしたいのですが…
A

コンサルティング中に、設備導入や人の新たな雇用に関しては、原則止めて頂いています。但し、退職による欠員が出た場合はなどは、雇用をして頂きます。設備導入に関しても、その設備を導入することで、生産の効率が落ちる恐れもあります。どうしても導入していきたい場合は、コンサルタントにご相談ください。

Q
他のコンサルティング会社も活用しているのですが…
A

他のコンサルティング会社を活用している場合も、コンサルティングを実施することは可能ですが、他のコンサルティング会社が提案している解決策自体を変えてくださいと提案する 場合もありますので、事前にご了承下さい。

Q
製造業ではないのですが、利用することは可能ですか?
A

基本的には、製造業様を中心としたTOCコンサルティングです。但し、製造業だけでなく、小売、卸売、建設、不動産、金融など、どの業界にも適用することは可能です。その場合は、現状問題ツリー作成のコンサルティングなど、契約形態を変えて提案することもありますので、一度お問い合わせください。

Q
現場の社員が外部からのコンサルティングを受け入れるか不安で…
A

もちろん現場の社員からの抵抗がないということはありません。そのため私たちは、解決策の進め方まで提示をさせて頂いております。今までの実績ですと、最初は否定的な社員の皆様も成果が出始めると、改革していく強い味方になってくれます。

Q
月次決算の数値であいまいな点があるのですが…
A

月次決算の数値に関しては、弊社のパートナー税理士が月次決算の内容を確認させて頂きます。計数感覚に優れた専門家が入るからこそ、生産向上だけでなく、数値面の改善サポートもさせて頂きます。

Q
リモートでの対応は可能でしょうか。
A

テレビ会議のシステムを利用した方法で対応は可能です。

ご契約にあたって

生産性向上コンサルティングを実施するにあたって、成果を出すために、下記項目に関して、確認させて頂きます。契約時にこの項目に関して、同意を頂く必要があります。同意いただけない場合は、契約しかねることがございますことご了承ください。

1. 利益拡大を狙っていること

生産性向上をすると、売上が上がり、残る利益も多くなります。そもそも利益拡大を望んでいない会社様と契約することはできません。

2. 経営陣がプロジェクトに参加すること

生産性向上をするということは、会社の体制を大きく変えていくことになります。その意思決定をスムーズにしていくために、経営陣の方にも打ち合わせに同席頂きます。

3. 市場に仕事があること

「Honki TOC企業コンサルティング」は、現在の企業の能力を最大限に活用するサービスとなります。生産力が向上した後に、市場に仕事がなければ、生産性が上がったとしても、生産量が増やせず、効果を出すことができません。そのため、事前に市場に仕事があるかどうかを確認させていただきます。

4. 儲かった利益を社員に還元すること

プロジェクトを進めるにあたって、残業時間が大幅に減ることが想定されます。働いている社員からすると給与が下がることになります。改革を進めるにあたって、社員の方のモチベーションは非常に重要になります。儲かった利益の一部を社員に還元することを契約段階でお約束して頂くことを契約締結の条件としています。

5. 成果報酬型の請求に関してご納得頂いていること

成果報酬の算定方法として「コンサルティングフィーについて」 に記載しております算定方法に納得して頂き、契約締結をさせて頂きます。